篆書陶淵明答龐参軍詩四屏

楊沂孫(1812~1881)字は子与、号は濠叟、江蘇常熟の人。考証学や篆文・籀文に通じた学者です。同郷の翁同龢(1830~1904)と親しく交流がありました。書は鄧石如(1743~1805)の影響を受けて小篆を学び、さら […]

       

梅松図

丁尚庾(1865~1935)は字を二仲、号を潞河としました。作品の署名には「二仲」を多く用いました。江蘇南通の人。近代の著名篆刻家といえます。若いころは北京に居を構え、鼻烟壷の絵付けで名を馳せます。後に南京に居を定め、南 […]

       

清渓帰牧図扇面

中国の絵画には山水画、花鳥画などの様々なジャンルがあります。動物を描いた走獣画や、歴史上の人物や美しい女性を描いた人物画もあります。今回ご紹介する「帰牧図」は山水画の一部として描かれることがありますが、童子が大きな水牛の […]

       

菊石図

奚岡(1746~1803)は字を鉄生・純章といい、蒙泉外史などと号した。詩・書・画・篆刻いずれにも優れ、書は行・草に、絵画は山水・花卉に秀でた。 「四君子」の一つに数えられる菊は、草木が枯れる晩秋に霜を恐れず花咲いて、し […]

       

篆書臨石鼓文四屏

本作は、中国最古の刻石《石鼓文》を臨書したものです。 《石鼓文》は臼状の石に文字が刻されたもので、唐の貞元年間(785~805)に出土しました。書体は篆書体ですが、秦の始皇帝(前259~前210)が定めた「小篆」よりも古 […]

       

篆書吉祥句対聯

呉昌碩(1844~1927)は石鼓文の臨書で有名です。この作品は75歳の作で、「四皕荘主人」という人物の新居落成のお祝いに贈呈されたものです。呉昌碩の晩年作としては整った筆致で「瓦当文延年益寿 銅盤銘富貴吉祥」と、漢時代 […]

       

雨過万峰図

巴慰祖(1744~1793)は清朝中期の篆刻家・書画家として著名です。安徽歙県の人で、程邃(1605~1691)・汪肇龍(1722~1780)・胡唐(1759~1826)らと「歙四家」と呼ばれました。画面中央の老松の姿や […]

       

行書軸

陳鴻寿(1768~1822)、字は子恭、曼生と号しました。浙江銭塘の人。嘉慶6年(1801)の抜貢生。官は維安同知(維安県の副知事)。文書、詩文に優れ書画にも巧みで、篆刻は丁敬(1695~1765)・黄易(1744~18 […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved