蝙蝠雲紋硯

上部に蝙蝠と雲紋が彫られた小品の硯。上品な硯式である。箱蓋には、「知白 庚辰夏日 紫雯(?)題 辛印」とある。「知白守黒」(白きを知り、黒きを守る)(潔白を知りながら、汚れの中にいると言う態度を守り続ける)の言葉があり、 […]

       

切竹硯(凌雲銘)

竹を水平に切り取ったような形をした小品の硯で、展示の裏面には、石眼を胴体部分に見立てた蜘蛛が彫られ、蜘蛛は、細い糸を吐き出している。 裏面に大きく「趣唯(?)得」の印があり、側面には「凌雲」の印と、白居易「養竹記」を改変 […]

       

宝珠九龍硯

円形の墨池を中心に、宝珠を手にした九頭の龍が大胆に彫刻された雄大な硯である。墨池には蓋があり、蓋部分にも同様に龍が彫刻されており、中央の龍は宝珠を口から吐き出そうとしている。 材質は石炭石であり、石炭石はその柔らかい性質 […]

       

人物図扇面

清時代後期の画家、沈心海(1855~1941)が「新羅山人の筆意に倣う」として描いた作品。沈心海は著名な画家である銭慧安(1833~1911)の高弟である。落款には「白石翁詩」とあり、明の沈周(1427~1509)の詩を […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved