無量寿仏図

張友竹は不詳。民国期に活躍した画家と思われる。本図は無量寿仏を描いた作品。無量寿仏は赤い袈裟をまとい、顎に髭を蓄えている。彼の視線の先には、枯木に留まる鴉が描かれる。「寒鴉枯木」は水墨画でよく描かれる題材である。

       

健翮凌霄図

王礼(1812~?)は、字を秋言、号を秋道人などといい、江蘇呉県の人。上海で活躍した。 本作は、一羽の鷹が柏の枝にとまる様を描く。鷹は、その音が「英」に通じることから、「英雄」を象徴し、一羽の鷹は、「英雄独立」と解される […]

       

花卉双蛇図

徐震甲(1817~1885) は字を東園という。江蘇泰州の人。山水・花卉・松画を得意とした。 蛇は、脱皮する生態から再生を連想させる。また中国では、毒をもって毒を制するという考えがあり、毒は避邪の作用があるともされる。ま […]

       

西施浣紗図

西施は、中国を代表する美女で、四大美女の一人に数えられます。春秋時代、臥薪嘗胆の故事で知られる呉王夫差と越王勾践の争いの中で、勾践が復讐のため、色香でたぶらかそうと夫差に贈ったのが西施です。策略はみごとに成功し、夫差は彼 […]

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