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本作は、朱蓉荘(生卒年不詳)が猫・蝶を、呉青霞(1910~2008)が藤花・湖石を、趙半跛(生卒年不詳)が秋草を描いた合作作品。猫は「耄」、蝶は「耋」に発音が通じることから、このような絵は「耄耋図」とされ、長寿を祝うもの […]
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山水画を得意とし、清時代初期の四王(王時敏、王鑑、王翬、王原祁)を多く学びました。画面上部から垂れ下がってくるような山塊の表現は、その影響です。 水分の多い墨を好んで用いますが、画風はさっぱりとしています。河上の空間を開 […]
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顧卉(生卒年不詳)は、沈振麟(生卒年不詳)と同じく宮廷画家であったか、若しくは宮廷画家に画を習ったと思われます。ですが、筆使いに柔らかさがあり、女性らしい明るさがあります。描かれている花も、使用している絵具も西洋のものが […]
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本作は、王羲之(303?~365?)の尺牘(手紙)《昨故遣書帖》を臨書したものです。 許乃普による臨書作品を見ると、柔らかで肥痩のある線質が用いられています。縦長の紙に一気に書き下ろしており、書き進める中で自然と生じた線 […]