和歌短冊「くらゐ山」

野村望東(1806~1867)は、幕末の歌人で、福岡藩士・野村清貫の妻。高杉晋作ら幕末の勤皇志士を匿ったことで知られる。 「くらゐ山」とは岐阜県に所在する山で、その名前から高位高官を意味する。黄金の花を枝折りして帰路の目 […]

       

行書七言対句軸

市河米庵(1779~1858)は、江戸後期の書家。名は三亥(みつい)。字は孔陽(こうよう)、別号に楽斎(らくさい)など。米芾(べいふつ 1051~1107)や顔真卿(がんしんけい 709~785)などの中国の書を研究し、 […]

       

草書臨王羲之成都城池・朱処仁帖軸

王羲之(303?~361?)が書いた手紙「成都城池帖」と「朱処仁帖」を、中華民国初期に活躍した書家・宋伯魯(1854~1932)が臨書した作品。自然な肥痩を伴う墨線を用いつつ、安定感のある字を形作っている。各字は概ね同程 […]

       

退省字三友図横披

唐熊(1892~1935以後)は字を吉生といい、神我・韻如と号しました。女流画家である呉淑娟(1853~1930)の子です。その画風は瀟洒で俗気がないと評されます。 本作は、まず『論語』に出典のある自省を意味する「退省」 […]

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