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4人の書画家による合作です。宛先は同世代の書画家・孫雪泥(1889~1965)となっています。上海を中心に、学校や出版社、芸術結社など活動の場を広げて、交流を深めた良き時代の証(あかし)と言える作品です。
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明の徐渭(1521~1593)に倣った花卉図。荒々しい筆づかいと、鮮やかな色彩による、輪郭線を描かない没骨の技法による作品。 作者の呉昌碩(1844~1927)は本名を俊卿、缶廬と号した。字の昌碩で通る。
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松・竹・梅が描かれた中央の絵画は「歳寒三友図」と呼ばれる。極寒の季節にあっても力強く成長する松・竹・梅は、「高潔さを失わない」という文人の理想を象徴している。 作者の趙起(1874~1955)は字の子雲で知られる。号は雲 […]
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本作は、春秋時代の楚で製作された「王孫遺者鐘」(釣り鐘の一種)の拓本。銘文のみではなく、鐘全体の拓を採った「器形拓本」である。 拓本の左側に大正~昭和時代の篆刻家・園田湖城(1886~1968)の印が押されていることから […]
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銭泳(1759~1844)は清時代中期頃に活躍した書家で、本作のような隷書をはじめ各書体を得意としている。また、数多くの碑版法帖の刊行に従事したことでも知られている。この作品は、隷書で書いた千字文であり、中央に膨らみを持 […]