鐘馗図扇面

髭面で唐の官人服をまとい、大剣を帯びる鍾馗は「魔除け」「学業成就」のご利益がるとされ、赤い蝙蝠とともに描かれる。この図は右手に折扇を持ち、少しおどけた表情で描かれ、どこか親しみを感じる。 顧伯逵(1892-1969)号は […]

       

色虎図扇面

本作は、臥せる虎に寄りかかって座る女性を描いている。題には、女性の色香は人を魅了し、虎は人を畏怖させる。その外面は大きく異なるが、どちらも接し方を間違えれば食われてしまう、とある。単純に美女を賛美する美人画とは一線を画し […]

       

打牌図扇面

貴婦人たちが卓を囲み、紙麻雀に興じている様子を描いています。身近な画題や、清末を思わせる服装や髪形、家具類・風俗などの日常生活が描写されていて興味深い。侍女の装いは伝統的な漢族のものです。 顧譲(1857~1931)。字 […]

       

行書范成大夜宴曲軸

張謇(1853~1926)は、江蘇南通の人。字は季直、嗇庵と号しました。光緒20年(1894)の進士・状元(第1位)で、翰林院修撰となったあと、清朝の農工商部大臣、新政府の実業総長などを歴任し、明治時代の日本の近代化を参 […]

       

隷書臨尹宙碑軸

本作は、後漢時代の熹平6年(177)に建てられた石碑《尹宙碑》を臨書したものです。 《尹宙碑》は、尹宙(115~177)の功績を述べた石碑です。延熹7年(164)の《孔宙碑》とあわせて「二宙」と呼ばれることもあります。 […]

       

行書八言対聯

呉可読(1812~1879)は、字を柳堂といい、甘粛省蘭州の出身。道光29年(1849)の進士。清廉潔白な政治家として知られ、同治帝死後、光緒帝即位並びに西太妃の「垂簾聴政」に対し屍諌したという。本書は「集禊帖」とあるよ […]

       

篆書八言対聯

張石園(1898~1959)字は克龢。石園と号した。江蘇武進の人。中国画・書法・篆刻に長じ、上海中国画院画師・上海市文史館館員を務めた。著に「石園印存」「張石園画集」がある。端正でさわやかな金文である。題跋にも「甲骨文書 […]

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