倣惲寿平花鳥図扇面

清時代前期の画家・惲寿平(1633~1690)の画法に倣って、青柳と桃花の枝に寄り添うつがいの文鳥を愛らしく描いた作品。作者は生卆年不詳ながら、古法の伝統を活かした表現で花鳥画を描く。

       

兎図斗方

本作は、月夜にたたずむ三羽の兎を描く。中国の伝説では、月では兎が不老不死の仙薬を搗いているとされる。これが日本に伝わり、兎の餅搗きとなっている。いずれにせよ兎は月の象徴と言える。本作の賛ではさらに、兎の毛を用いて筆を造り […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved