貫名菘翁(1778~1863)が「菘翁」の号を用いるのは71歳頃からで、右肩上がりの運筆は、勢いというより老齢の渋味を感じさせる。その用印から想像するに、74~75歳の作であろう。
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2幅目「篆書臨嶧山刻石軸」解説 中華民国期に書家として活躍した馮文鳳(1906~1971)が、始皇28年(前219)に刻された「嶧山刻石」を臨書した作品です。細身の線で書かれた篆書体が、マス目の中に整然と並んでいます。ニ […]
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本作は「北宋の四大家」の一人・米芾(1051~1107)の《虹県詩巻》を臨書したものです。 《虹県詩巻》は、米芾が虹県(安徽省泗県)を訪れて作った七言絶句3首を書いたものです。崇寧5年(1106)頃の筆と見られ、米芾最晩 […]
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辻本史邑(1895~1957)が小野道風(894~967)の「屏風土代」を臨書したもの。注目したいのは、その忠実な臨書であり、道風の優雅な書きぶりを臨書していることに加えて、墨注ぎも再現しており、「屏風土代」に対する史邑 […]