草書臨王羲之昨故遣書帖軸

本作は、王羲之(303?~365?)の尺牘(手紙)《昨故遣書帖》を臨書したものです。 許乃普による臨書作品を見ると、柔らかで肥痩のある線質が用いられています。縦長の紙に一気に書き下ろしており、書き進める中で自然と生じた線 […]

       

草書寿字軸

楊夢台(1838~1944)は字を永光といい、草仙と号した。四川簡陽の人。思想家・慈善家・詩人・漢方医・書法家と多彩な面を有した。特にその書は狂草で一家を成したと評される。 本作は、前衛的な表現による独特の狂草で揮毫され […]

       

行書新茶詞軸

凌霄(生卒年不詳)は名を延煜といい、芝泉と号しました。清代中・後期の文人官僚で、書・画・篆刻にすぐれ、文字の形・音・意味を研究する「小学」にも通じました。 喫茶も文人の嗜みの一つです。味わうだけではなく、生活に清雅な趣を […]

       

行書横披

楊葆光(1830~1912)は字を古醞といい、蘇盦と号した。役人を辞したのち、上海で売画生活を送った。書・画ともに善くした。 本作にある「蕉廉居」は、清後期の蔵書家である銭熙輔(号は鼎卿・生卒年不詳)の住居名のようです。 […]

       

行書陸游詩軸

浦文球(1856~1928)は字を季韶といい、七情老農と号した。清末民国初に上海で活躍した書家であり、篆・隷・楷・行すべてに秀でた。 本作は、宋代の詩人である陸游(1125~1209)作の「山家」を揮毫したもので、山の住 […]

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