楷書斗方

張照(1691~1745)は、字は得天、天瓶居士などと号した。松江華亭の人。康熙48年(1709)の進士。官は刑部尚書に至った。彼は多方面にわたって、すぐれた才能をもったが、とくに書に於て、雍正・乾隆二帝の寵愛をうけた。 […]

       

草書臨孫過庭書譜軸

本作は唐時代の孫過庭(648?~703?)によって書かれた書論《書譜》を臨書したものです。 《書譜》は、書を論じた内容とともに、草書学習における手本として、古くから用いられてきた作品です。原本は現在、国立故宮博物院(台北 […]

       

隷書横披

作者の何維樸(1844~1925)は、有名な書家・何紹基(1799~1873)の孫にあたる人物です。この作品は属書(為書き)がありませんから依頼主はわかりませんが、その人の書斎の「命名書」のようなものです。毎日喜び事があ […]

       

行書蘇軾詩軸

何維樸(1842~1922)は、清朝随一の書家・何紹基の孫です。作品を見てもおわかりように祖父の書風を篤実に守ったいわゆる何紹基書法による作品です。偉大な先祖をもった者の宿命といえるでしょうが、その影響から良くも悪くも逸 […]

       

行書横披

翁同龢(1830~1904)による本作は、光緒15年(1889)に上海で詠んだ詩を再録したもの。その詩は、友人が桂花と竜眼を持参して訪問した返礼として扇面に揮毫したものであったが、のちに誰かに持ち去られたという。向勢の結 […]

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