出土例あり。『漢書』百官公卿表は、宗正の属官に内官長・丞があったが、当初は少府の属官であったとする。顔師古は『漢書』律暦志の度の項に拠り、内官は「主分寸尺丈」と注する。

出土例あり。『漢書』百官公卿表に「郎中令、秦官、掌宮殿掖門戸、有丞」とある。

出土例あり。小厩は史書に記載がないが、目録番号97-0050-7（下記　参考作品）の中厩から類推して、太僕の属官であった可能性がある。 参考作品 封泥「中厩丞印」

出土例あり。華陽は華山の南を指す地名であろうか。

出土例あり。『国語』晋語四に「諸姫之良、掌其中官」とあり、韋昭は「中官、内官」と注す。ただ、封泥の官職名には別に内官もあり、両者が同一かどうかは疑問。むしろ『漢書』高后紀の「中官・宦者令丞、皆賜爵関内侯、食邑」に顔師古が […]

出土例あり。史書に記載なし。

出土例あり。史書に記載なし。

文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、高章宦丞であろう。史書に記載なし。高章宦者の封泥も発見されていることから、高章宦者丞の略称か。

出土例あり。廃丘は県名。『漢書』地理志に「周曰犬丘、懿王都之。秦更名廃丘、高祖三年更名」とある。廃丘丞は廃丘県令の副官である廃丘県丞のことであろう。