楷書臨九成宮醴泉銘軸

本作は、初唐の三大家に数えられる書家・欧陽詢(557~641)の《九成宮醴泉銘》を臨書したものです。 《九成宮醴泉銘》は、唐の太宗(598〜649)が貞観6年(632)暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」 […]

       

当罏売酒図

「當罏売酒」とは、前漢時代の卓文君と司馬相如の故事にちなむ言葉である。 前漢の時代、皇帝に仕え琴の名手として名高い司馬相如と、大富豪の卓王孫の娘・卓文君が恋に落ち駆け落ちする。卓王孫は激怒し、二人の結婚を認めない。やがて […]

       

花簪富貴図

林雪巌(1912~1965)は、揚州出身の画家で、蘇州、上海で絵を学び、美人画を描くことを最も得意としていた。本図の、美しい花簪を付けた天女が皿に持つものは、桃、霊芝、酌など、長寿や富貴を祝う吉祥物である。長母華という夫 […]

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