泉州万安橋記碑

「泉州万安橋記碑」は、福建省泉州の洛陽江に建造された万安橋(のち「洛陽橋」)の由来を記した碑。架橋の発起人であり筆者の蔡襄(1012~1067)は、字を君謨といい、福建興化の人。天聖8年(1030)の進士。書では、蘇軾( […]

       

行書臨争坐位帖扇面

唐肯(1876~1950)は、字を企林、号を滄諳といい、江蘇武進の人。日本の中央大学に留学して法律を学んだ。書・画・文・詩にすぐれ、特に書は銭灃にならった。また、鑑定に詳しく、収蔵にも富んだ。 本作は、扇面に「争坐位文稿 […]

       

戴虞卿先生墨蹟

戴彬元(1836~1889)は、字を君儀、号を虞卿といい、天津の人。清末の官僚であるとともに、書でも知られた。その書は顔真卿(709~785)を基礎とし、さらに何紹基(1799~1873)などの諸家を交え、独自の書風を打 […]

       

九成宮醴泉銘

唐の太宗(598〜649)は貞観5年(631)、隋が建てた仁寿宮を修復し、「九成宮」と名を改めました。翌年、暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たといいます。それを記念して建 […]

       

蘭亭序(定武本)

書聖・王羲之(303?~361?)の代表作である「蘭亭序」は、唐の太宗(598〜649)が亡くなった際に副葬されたと言われます。それ以降、書を学ぶ人々は拓本などを通して「蘭亭序」を学んできました。 本作は「定武本」と呼ば […]

       

玄秘塔碑

「玄秘塔碑」は、大達法師端甫(770~836)の埋骨塔の由来を記す。筆者の柳公権(778~865)は、字を誠懸といい、陝西華原の人。能書で知られ、広く諸家を取り入れたが、特に顔真卿(709~785)の影響が強い。「顔筋柳 […]

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