蔵懐恪碑

顔真卿60代前半の書とされる作品。「臧懐恪神道碑」ともいう。盛唐時代の将軍・臧懐恪の功績を称え、陝西省の蔵氏の墓上に建立されたもの。石碑の2行目の下部に見える李秀巌(生卒年不詳)が模刻したとの説もあるが不詳。

       

東方朔画賛碑

東方朔(前154?〜前93?)とは、前漢・武帝(前156~前87)に仕えた実在の政治家であるが、西王母の桃を盗み食べて長寿を得たというエピソードから、長寿の象徴として画題となることが多い。「東方朔画賛」は、西晋時代の夏侯 […]

       

多宝塔碑

唐時代の高僧・楚金(698~759)の徳行と、千福寺の境内に多宝塔を建立した功績を述べたもの。開元29年(741)の「王琳墓誌」、天宝8年(749)の「郭虚己墓誌銘」に次ぐ時期に書かれた、顔真卿早期の作品。

       

郭虚己墓誌銘

「郭虚己墓誌銘」は、唐時代の官僚であった郭虚己(691~749)の姓名・経歴・没年などを記したものです。顔真卿(709~785)41歳の書で、1997年に中国河南省の偃師市で発見されました。現存する顔真卿の作品では、天宝 […]

       

石台孝経

玄宗(685~762)の「御注孝経」には、開元10年(722)の「開元始注」と、天宝2年(743)の二種がある。この碑は後者を玄宗自ら書して石に刻させ、大学に置いたもので、高い石の上に立てられたため「石台孝経」と呼ばれ、 […]

       

紀泰山銘

「紀泰山銘」は、唐の玄宗皇帝(685~762)が封禅(皇帝の即位を天と地に報告する儀式)を行った時に刻された碑です。高さ 13.2m、横幅約5.3mの岩壁に約1,000文字が刻されています。太く力強い姿の隷書は、玄宗の代 […]

       

紀泰山銘

「紀泰山銘」は、唐の玄宗皇帝(685~762)が封禅(皇帝の即位を天と地に報告する儀式)を行った時に刻された碑です。高さ 13.2m、横幅約5.3mの岩壁に約1,000文字が刻されています。太く力強い姿の隷書は、玄宗の代 […]

       

礼器碑

「礼器碑」は後漢時代の永壽2年(156)に隷書体で刻された石碑です。全16行、一行は36字となっています。額は無く、碑陰・碑側に多くの題名があります。「魯相韓勅造孔廟礼器碑」、また「孔廟礼器碑」ともいわれ、単に「韓勅碑」 […]

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