松鶴図斗方

本作は、松の幹にとまる二羽の鶴を描く。鶴は、中国では仙界の鳥とされ、長寿を寓意する。また、文人たちは、鶴を品徳の具象として愛した。松も、常緑で若さを保つ長寿の象徴である。これらのイメージは日本にも伝わり、「鶴亀」や「松竹 […]

       

花卉雄鶏図

陳崇光(1839~1896)は原名を炤といい、若木と号した。字の崇光で通る。江蘇揚州の人。もと雕刻職人であったが、太平天国の乱を機に画業に転じ、花鳥・人物・山水を善くした。 鶏は、家禽として身近であり、特に雄鶏は鬨の声を […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved