行書七言絶句詩軸

鄭孝胥(1860~1938)は、字は蘇龕、太夷など。海蔵と号した。福建省閩侯の人。光緒8年(1882)郷試に首席で合格、挙人になり、駐日公使館書記官、神戸大阪総領事を経て、重職を歴任した。光緒31年(1905)安徽省広東 […]

       

楷書臨司馬解伯達造像記軸

一月号で篆書の対聯作品を紹介した趙時棡(1874~1945)の臨書作品です。解伯達造像記は龍門石窟の造営の初期に作られたもので、造営が始まったばかりの古陽洞に、石窟の警備隊長の解伯達が弥勒像一体を作り『天子の政治が行き渡 […]

       

草書臨王羲之成都城池帖軸

本作は、王羲之(303?~361?)の手紙を集めて草書の手本とした作品《十七帖》に収められている《成都城池帖》を臨書したものです。 《十七帖》に収められている手紙は、王羲之が蜀(四川省)に住んでいた時、太守の周撫(292 […]

       

隷書臨史晨前碑軸

中華民国初期に活躍した書家・伊立勲(1856~1942)が後漢の「史晨碑」を手本とし、その碑陽(碑の表)である「史晨前碑」を臨書した作品。 波打つようなハライ(波磔)以外は概ね直線で文字が組み立てられている。末端に見える […]

       

篆書班固典引軸

伊立勲(1856~1942)は、清末民国期の書法家で、字を熙績といい、峻斎・石琴と号した。大書法家であった伊秉綬(1754~1816)の後裔。清末に県知事の職についたが、辛亥革命により清朝が瓦解すると上海で書を売って生活 […]

       

楷書臨多宝塔碑軸

伊立勲(1856~1942)は、字を峻齋、室名を石琴館主といい、福建寧化の人。伊秉綬(1754~1815)の後裔。一時地方官に赴任したが、のち上海で売書生活を送った。その書は、各体に精通し、整然・沈着な書風で知られるが、 […]

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