九成宮醴泉銘(秦氏本)

《九成宮醴泉銘》は、唐の太宗(598〜649)が貞観6年(632)暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たことを記念して建てられた石碑です。 文を魏徴(580~643)が作り、 […]

       

昭仁碑

「昭仁碑」は、唐の太宗(598〜649)が戦没者の冥福のために建てた石碑です。古くから虞世南(558~638)が筆者であると伝えられますが、確証はありません。他にも、唐の王知敬(生卒年不詳)や欧陽通(?~691)を筆者と […]

       

孔子廟堂碑

「孔子廟堂碑」は、唐の太宗(598〜649)が長安の国子監(教育行政機関)内に孔子廟を改築した際、その完成を記念して建てられた石碑です。筆者の虞世南(558~638)は、欧陽詢(557~641)/褚遂良(596~658) […]

       

顔魯公像

顔真卿(709~785)、字は清臣、瑯邪臨沂(山東省)の人。魯郡公に封ぜられたことから、「顔魯公」とも称される。開元22年(734)の進士。 安史の乱に際して義勇軍を率いて奮戦したことから、武人のイメージが強いが、実際は […]

       

顔魯公三表真蹟

顔真卿の三種の表文「謝贈華州刺史表」「謝兼御史大夫表」「譲憲部尚書表」を刻した作品。清時代に発見された墨跡本を、丹徒(江蘇省鎮江市)の包氏が入手し、石刻にして広めた。同時代には、多種の翻刻本が流布したとされる。 本作には […]

       

四海昇平図

蔡光甫(1917~)号は愉、江蘇無錫の人。振南国画学校で絵画を学んだ後、美術教師やエンジニアの仕事の傍ら創作活動を行なう。国内外に出品経験を持つ現代中国画家。 福・禄・寿の描かれた大瓶(太平)に牡丹(富貴)・石榴(多産) […]

       

豚図

顧伯逵(1892~1969)は九峰居士・片石齋老人と号した。江蘇揚州の人。幼い頃から絵を学びつつ各地を歴訪し、各家の画法を身につけた。人物・山水・花鳥を得意とした。 猪は、中国ではブタを指し、イノシシは「野猪」と標記する […]

       

恭喜発財図

丁辰(生卒年不詳)は字を世昌という。 清末~民国時代の揚州で活躍した画家。 「恭喜発財」とは、「儲かりますように」や「お金持ちになりますように」の意で、商売繁盛などを願う言葉。おもに新年の挨拶に用いられる。「発財」は「財 […]

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