合作義犬図

この作品は、雪が降り積もる松の大樹の下に、2匹の犬を描いたものです。2匹は、黒と白の毛並みで、黒い犬は舌を出しながら尾を振り、その仕草に白い犬が応えようとする、微笑ましい光景です。 絵は、2人の画家によって描かれており、 […]

       

擬李鱓蘭石図

諸聞韻(しょもんいん、1894~1938)は、字は汶隠、号は天目山民、浙江省孝豊の人。絵画は呉昌碩(1844~1927)に師事して、花卉、鳥獣を善くしましたが、最も墨竹を得意とし、まれに山水、佛画を描きました。この作品は […]

       

合作歳朝清供図

申石伽(しんせっか、1901~2010)が『土人形と銭』、長男の申小迦(しんしょうか)が『如意』と題、次男の申二迦(しんにか)が『仏手柑とクワイと土瓶』、弟子で女流画家の項養和(こうようわ)が『牡丹と水仙』を描いた合作で […]

       

梅松図

丁尚庾(1865~1935)は字を二仲、号を潞河としました。作品の署名には「二仲」を多く用いました。江蘇南通の人。近代の著名篆刻家といえます。若いころは北京に居を構え、鼻烟壷の絵付けで名を馳せます。後に南京に居を定め、南 […]

       

清渓帰牧図扇面

中国の絵画には山水画、花鳥画などの様々なジャンルがあります。動物を描いた走獣画や、歴史上の人物や美しい女性を描いた人物画もあります。今回ご紹介する「帰牧図」は山水画の一部として描かれることがありますが、童子が大きな水牛の […]

       

菊石図

奚岡(1746~1803)は字を鉄生・純章といい、蒙泉外史などと号した。詩・書・画・篆刻いずれにも優れ、書は行・草に、絵画は山水・花卉に秀でた。 「四君子」の一つに数えられる菊は、草木が枯れる晩秋に霜を恐れず花咲いて、し […]

       

雨過万峰図

巴慰祖(1744~1793)は清朝中期の篆刻家・書画家として著名です。安徽歙県の人で、程邃(1605~1691)・汪肇龍(1722~1780)・胡唐(1759~1826)らと「歙四家」と呼ばれました。画面中央の老松の姿や […]

       

老子出関図

中国では、宋・元時代に儒教、仏教、道教の三教の融合が進み、絵画においても禅僧や儒者が老子図をしばしば描いた。老子出関図は、牛を伴い関所を過ぎようとする老子が、関守尹喜に「老子道徳経」を授けた『史記』の一場面を描いている。 […]

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