饕餮紋半瓦当

饕餮は、体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るを意味する。それらの意から転じて、「魔を喰らう」という考えが生まれ、後に魔除けの意味を持つようになった。一説 […]

       

乾隆御製詩扁額

嘉慶帝の3年(1798)、避暑山荘における太上皇最後の詩。恒例となった避暑山荘行きを沿道の民衆が出迎えてくれる中、依然頭から政治のことが離れず、まだまだ満足できない焦りの心情を吐露している。 現代語訳:昨夜の雨もさること […]

       

乾隆御製詩扁額

嘉慶帝の2年(1797)に避暑山荘において詠んだ詩。太上皇になった後も常に怠ることなく政治に関心を持ち、重要な国家行事である軍事訓練(秋獮)が久しく行われていないことを心配し、祖先の遺訓を絶やさぬよう戒めている。 現代語 […]

       

澹泊敬誠題字額

避暑山荘は、中国・北東部、河北省承徳氏市に現存する清朝皇帝の離宮です。大きく宮殿区と苑景区にわかれ、宮殿区の正宮として中心的役割を果たすところが「澹泊敬誠殿」です。澹泊敬誠とは、私心を去り誠を尊ぶ中国の伝統的政治理念です […]

       

避暑山荘題字額

避暑山荘は、中国・北東部、河北省承徳氏市に現存する清朝皇帝の離宮です。中国の史跡名勝地の1つであり、1994年には世界遺産に登録された現存する中国最大の帝室園林です。この康熙帝(1654~172)揮毫による扁額は、火災な […]

       

墨盒

観峰館の収蔵品より、今回はもう一つの墨盒をご紹介します。 平成31 年 1 月号でも墨盒をご紹介しましたが、墨盒とは、墨汁を入れておく容器のことです。今回は、その意匠に注目したいと思います。墨盒は一般的に、真鍮などででき […]

       

規矩文鎮

今回は、卓上で手紙を書くときや小品を揮毫する際に使う、便利グッズのような文鎮をご紹介します。 「規矩」の「規」は「ぶんまわし〔コンパス〕、はかる、きそく」。「矩」は「定規〔さしがね〕、直線・直角、きまり」の意味があります […]

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