蘭亭序(定武本)

「蘭亭序」は書聖・王羲之(303?~361?)の代表作です。永和9年(353)、蘭亭(浙江省紹興市)で宴が行われたとき、集まった人々が詩を作りました。それらの詩をまとめた詩集に、王羲之が序文を書くこととなります。酒に酔い […]

       

雁塔聖教序

「雁塔聖教序」は、唐時代の永徴3 年(652)に制作された石碑です。『西遊記』に登場する三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵(602~664)は、インドより大量の経典を持ち帰り、さらに、これらを漢語に翻訳するという大事業を成 […]

       

曹全碑

「曹全碑」は中平2年(185)に刻された石碑です。後漢時代(25~220)の官吏で、武将としても有能であった曹全(?~?)の功績を顕彰するために制作されました。扁平な字形と伸びやかな波磔を持つ「曹全碑」は、時に女性的とも […]

       

集王聖教序

《集王聖教序》は、唐時代の僧・懐仁(生卒年不詳)が、書聖・王羲之(303?~361?・右軍将軍となったため王右軍とも呼ばれる)の文字を集めて刻した石碑です。《集字聖教序》とも呼ばれ、原碑は西安碑林にあります。昔から、王羲 […]

       

臨十七帖

王羲之「十七帖」の臨書の墨帖であるこの作品は、杉戸の儒医であった山口玄亭(士章)の娘・瑗が若干16歳にして臨書したものである。この墨帖には三種の跋があり、瑗の弟にあたる山口 直(忠卿)、花亭(姓は不詳、「睲翁」印章)、そ […]

       

宋米南宮天馬賦

本作は、函表書に「宋米南宮天馬賦 米元章」、裏書に「寛政九丁巳年六月中御修復 預 書役方」とあり、表書の表題右下に「大森文庫」の朱文方印の貼印が付されている。 また、付属文書には「高松藩旧蔵」とし、寛政9年(1797)修 […]

       

本朝歴代群書法帖

我が国の古筆名跡を集めた法帖で、「本朝歴代群書法帖」21冊、「本朝歴代続群書法帖」37冊、「手鑑」1冊の併せて59冊からなる。著名な「那須国造碑」「多胡碑」等の拓本の他、三筆、三蹟の書などを載せる。続編は、武士、連歌人、 […]

       

石台孝経

玄宗の「御注孝経」には、開元10年(722)の「開元始注」と、天宝2年(743)の二種がある。この碑は後者を玄宗自ら書して石に刻させ、大学に置いたもので、高い石の上に立てられたため「石台孝経」と呼ばれ、現在西安碑林にある […]

       

散氏盤銘文器拓軸

著名な西周後期を代表する青銅器・散氏盤の拓本。口径50.5cm、高さ20.5cm。盤の内側には349文字の銘文があり、その内容は、夨国と散国が定めた領土割譲に関する契約書である。 本作の表装の墨書には、「宣統甲子年九月十 […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved