《石鼓文》は臼状の石に文字が刻されたもので、唐の貞元年間(785~805)に出土しました。書体は篆書体ですが、秦の始皇帝(前259~前210)が定めた「小篆」よりも古い、「大篆」と呼ばれるものです。中国最古の刻石です。 […]
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雲南省に現存するが、出土時期は不明。本文は1行45字の24行。隷書から楷書への過渡的書体で、被葬者である爨龍顔(384?~446)の事績を記す。書法資料としてだけではなく、歴史資料としても貴重な碑。その古雅な書風は、清後 […]
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龍門石窟に刻された造像記のうち、特に優れた20点のことを「龍門二十品」といいます。「二十品」は、呉音読みで「にじっぽん」と読むこともあります。当館が収蔵しているものは、この「龍門二十品」を上下2冊の法帖に仕立てたものです […]
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清朝の乾隆皇帝が編纂させたため「御刻」と冠している。清朝の内府に収蔵されている名筆を495塊の石に模刻させて刊行した。全32巻。内容は魏の鍾繇(151~230)から、明の董其昌(董其昌1555~1636)までを収め、乾隆 […]
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「忠義堂帖」は顔真卿(709~785)の書を集めて刻した法帖です。当館が収蔵しているものは清時代に作成された模刻本と思われます。 画像は顔真卿による破体(様々な書体を用いて書くこと)の作として伝わる「裴将軍詩」です。