無量寿仏図

溥伒(1893~1966)、字は雪斎・学斎。松風主人などと号した。道光帝(1782~1850)の第五子・奕琮(1831~1889)の孫。奕琮の第四子・載瀛(1859~1930)の長子。幼年より詩書経史を読み、詩文を良くし […]

       

行書臨米芾虹県詩巻軸

本作は「北宋の四大家」の一人・米芾(1051~1107)の《虹県詩巻》を臨書したものです。 《虹県詩巻》は、米芾が虹県(安徽省泗県)を訪れて作った七言絶句3首を書いたものです。崇寧5年(1106)頃の筆と見られ、米芾最晩 […]

       

道因法師碑

欧陽通(?~691)は、中国初唐の書家。初唐の三大家の一人である欧陽詢(557~641)の子。はじめ父の楷書を学び、さらに隷法を交えて独自の書風を打ちたてた。父よりも起筆・収筆・転折を誇張しており、六朝楷書風の厳しさがあ […]

       

争坐位文稿

「争坐位帖」ともいい、「祭姪文稿」・「祭伯文稿」とともに「三稿」に数えられる。郭英乂(?~766)に送る手紙の草稿で、英乂が席次を乱したことに対して抗議したもの。 草稿であるため気負いがなく、顔真卿(709~785)の平 […]

       

張遷碑

《張遷碑》は官吏である張遷(生卒年不詳)の業績を記した石碑です。明時代の初めに出土したと伝わります。刻されている字はほぼ方形の字形で、角張った点画が特徴的です。 後漢時代の隷書碑として著名な《曹全碑》とほぼ同時期に建てら […]

       

天然銭紋硯

「開元通宝」や「康熙通宝」「乾隆通宝」など、無数の古銭を硯縁に彫り込んだ硯。「開元通宝」を除けば、そのほとんどが清代のものであり、「光緒通宝」があることから、民国期に作硯されたものであろう。当然ながら、鑑賞用として作硯さ […]

       

吉金楽石硯

「吉金楽石」とは、青銅器や硯・印材などの古玩を意味し、それらを玩賞する文人たちが好んでこの言葉を用いた。本作は、小品の硯で、墨池には形象化した龍が彫られている。 「吉金楽石」の文言は裏面にあり、「老夢」の落款がある。「老 […]

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