和漢硯譜

日本で初めての硯譜で、全三巻に中国や日本の硯を写し、釈文・解説などを付している。著者の鳥羽希聰(1739~1823)は近江出身で、京都の文人として池 大雅や木村兼葭堂らと交友があった。自身も、小景の山水画を得意とした。寛 […]

       

本朝能書伝

本書は、「三筆」・「三蹟」など日本の能書家の伝記と、その代表的な書作品及び肖像を編んだもの。著者の橘 行精は『入木抄釈義』などを著した人物である。「能書」という言葉を定着させるとともに、江戸時代以降の「能書」観を伝える書 […]

       

三国志演義画帖

この作品は、昭烈帝(劉備)より孫権、太史慈ら27名の『三国志演義』に登場する英雄を描いた画帖である。27名は主に蜀・呉の人物に限られ、僅かに孔融、董卓、貂蝉、呂布の『演義』を象徴する場面に登場する人物や、鄧艾等の忠臣など […]

       

臨十七帖

王羲之「十七帖」の臨書の墨帖であるこの作品は、杉戸の儒医であった山口玄亭(士章)の娘・瑗が若干16歳にして臨書したものである。この墨帖には三種の跋があり、瑗の弟にあたる山口 直(忠卿)、花亭(姓は不詳、「睲翁」印章)、そ […]

       

新百人一首色紙貼付屏風

「新百人一首」は、室町幕府第九代将軍・足利義尚撰とする私撰和歌集で、文明15年(1483)10月24日、三条西実隆が足利義尚のもとで見ており、この日迄に少なくともその原型が存在していたとされる。その内容は、藤原定家撰「小 […]

       

宋米南宮天馬賦

本作は、函表書に「宋米南宮天馬賦 米元章」、裏書に「寛政九丁巳年六月中御修復 預 書役方」とあり、表書の表題右下に「大森文庫」の朱文方印の貼印が付されている。 また、付属文書には「高松藩旧蔵」とし、寛政9年(1797)修 […]

       

琴棋書画図屏風

武沢楊岸(生卒年不詳)は、京都で活躍した画家。岸派とも伝わるが、その系統は不詳。生卒年も不詳だが、『平安人物誌』天保9年版、嘉永5年版、慶応3年版にその名があることから、江戸後期に活躍したと考えられる。字は高泰、その室号 […]

       

本朝歴代群書法帖

我が国の古筆名跡を集めた法帖で、「本朝歴代群書法帖」21冊、「本朝歴代続群書法帖」37冊、「手鑑」1冊の併せて59冊からなる。著名な「那須国造碑」「多胡碑」等の拓本の他、三筆、三蹟の書などを載せる。続編は、武士、連歌人、 […]

       

草書六曲屏風(草書国泰寺千双屏風のうち)

山岡鉄舟は、名を高歩(たかゆき)、通称は鉄太郎という。江戸(東京都)の人。剣を千葉周作(ちば しゅうさく)の門に学び、戊辰戦争では勝 海舟の使者として西郷隆盛に遭い、江戸開城のための勝・西郷会談の道を開いた。 本作は、臨 […]

       

草書六曲屏風(草書国泰寺千双屏風のうち)

山岡鉄舟は、名を高歩(たかゆき)、通称は鉄太郎という。江戸(東京都)の人。剣を千葉周作(ちば しゅうさく)の門に学び、戊辰戦争では勝 海舟の使者として西郷隆盛に遭い、江戸開城のための勝・西郷会談の道を開いた。 本作は、臨 […]

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