篆書臨石鼓文四屏

本作は、中国最古の刻石《石鼓文》を臨書したものです。 《石鼓文》は臼状の石に文字が刻されたもので、唐の貞元年間(785~805)に出土しました。書体は篆書体ですが、秦の始皇帝(前259~前210)が定めた「小篆」よりも古 […]

       

篆書吉祥句対聯

呉昌碩(1844~1927)は石鼓文の臨書で有名です。この作品は75歳の作で、「四皕荘主人」という人物の新居落成のお祝いに贈呈されたものです。呉昌碩の晩年作としては整った筆致で「瓦当文延年益寿 銅盤銘富貴吉祥」と、漢時代 […]

       

行書軸

陳鴻寿(1768~1822)、字は子恭、曼生と号しました。浙江銭塘の人。嘉慶6年(1801)の抜貢生。官は維安同知(維安県の副知事)。文書、詩文に優れ書画にも巧みで、篆刻は丁敬(1695~1765)・黄易(1744~18 […]

       

行書邵芥山憶西湖詩四屏

趙之謙(1829~1884)、字は撝叔(きしゅく)。悲盦(ひあん)・无悶(むもん)と号しました。浙江会稽の人。書・画・篆刻すべてに卓越した巨匠として知らぬものはありません。書ははじめ顔真卿(709~785)を学んびました […]

       

隷書五言対聯

この作品は、当館所蔵の呉譲之(1779~1870)作品で最も優れたものといえます。師匠である包世臣(1775~1855)が唱えた「気満」という概念を実践しているように思えます。形にとらわれずに、自由で活き活きとした思いが […]

       

行書七言詩軸

長三洲(1833~1895)肉筆の行書幅。臨居に咲く梅の花の香りが満ちた様子を題材に漢詩を読み、友の家へと訪れ、その交流を深めようとする七言絶句である。三洲の書は、明治13年(1880)の楊守敬(1839~1915)の来 […]

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