行書八言対聯

包世臣(1775~1855)は、阮元(1764~1849)の理論を実践して趙之謙(1829~1884)や呉譲之(1799~1870)に多大な影響を与え「碑学」隆盛の端緒となった人物です。もっとわかりやすく言うと、私たち現 […]

       

行書湘霊鼓瑟図詩軸

劉墉(1719~1804)は、字を崇如、号を石庵といい、山東諸城の人。官僚として要職を歴任した。とりわけ書名が高く、趙孟頫(1254~1322)や董其昌(1555~1636)など「帖学」の書を学んだ。一方、清で最初期に、 […]

       

楷書八言対聯

何紹基(1799~1873)は、字を子貞、号を蝯叟といい、湖南道州の人。道光16年(1836)の進士。直言によって官を免ぜられ下野した。書では清朝第一とも評され、はじめ顔真卿(709~785)に学び、のち金石碑版を取り入 […]

       

隷書蘇軾秧馬歌四屏

本作は、漢隷学習の成果を雄渾な筆致で体現した隷書作品。「張遷碑」風の方正な結体を基調としつつも、左右の払いを強調した字は扁平に近づく。第一幅目は、左右の字が均等に配されるが、第二幅目から三幅目にかけて、方正と扁平の結体に […]

       

行書七言対聯

本作は、全盛期近くに散見される、強い打ち込みによる起筆の萌芽が感じられる行書作品。一貫して蔵鋒による丸く太い起筆を用いるが、その後の筆線には潤渇・肥痩の変化がつけられており、平板な表現となることを避けようとしている。全体 […]

       

篆書陶淵明答龐参軍詩四屏

楊沂孫(1812~1881)字は子与、号は濠叟、江蘇常熟の人。考証学や篆文・籀文に通じた学者です。同郷の翁同龢(1830~1904)と親しく交流がありました。書は鄧石如(1743~1805)の影響を受けて小篆を学び、さら […]

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