泉男生墓誌銘

調露元年(679年)の書。書写の欧陽通(?~691)は、初唐の三大家・欧陽詢(557~641)の第4子です。幼いころ父を失いますが、母の徐氏に父の書法を教えられ受継いだとされます。この書は欧陽詢に近い端正な楷書です。 泉 […]

       

西狹頌

西狭頌、後漢・建寧4年(171)刻。この刻は漢代摩崖刻の代表的なもので、書法は渾穆(こんぼく=湧き出るようで柔らかなさま)で古びており、その伸びやかさが特徴とされます。漢中から蜀へ通じる路を開いた功績をたたえた文で、この […]

       

拪先塋記碑

全14行、毎行26字。「拪先塋」とは「先塋(せんえい)を拪(うつ)す」と読み、祖先の墓を移すことをいう。碑文には、李季卿(?~767)の兄弟が相継いで亡くなったので、方士に占わせ、その言によって先祖の墓を移したことが記さ […]

       

張猛龍碑

正光3年(522)建碑。魯郡(現在の山東省南部)の太守であった張猛龍の顕彰碑。 碑文は楷書で1行46字、全26行である。極めて傷みが激しく、碑自体の上部に斜めにひびが走っているほか、下半分はぼろぼろに剥落しており、場所に […]

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