淳化閣帖(玉泓館本)

明の顧従義(1523~1588)による翻刻本。嘉靖45年(1566)成った。藩允亮(はんいんりょう)所蔵の賈似道(かじどう)旧蔵原拓本を借りて底本としたもので、摸刻共に優れた佳帖である。刊行時から好評を博し、受容も多かっ […]

       

耳比磨利帖(乾・坤)

習字の際に古人の筆跡を手本とすることは、江戸時代にも盛んであり、中には、様ざまな人物の筆跡を蒐集して楽しむ人もいた。編者の玉田成章(生卒年不詳)は、各地に伝わる古人の筆跡を尋ね、それらの文字を書き写し、石に刻して刊行した […]

       

古今集法帖

「古今集法帖」とあるが、沢田東江(1732~96)による和漢朗詠集・巻下の臨書の石摺り本。東江は江戸時代の書家で、王羲之書法の研究者。荻生徂徠の古文辞学派の影響を受け、書の復古主義を提唱し、流行の明代の書風を捨て、魏晋の […]

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