顔勤礼碑

「顔勤礼碑」は、顔真卿(709~785)の曽祖父である顔勤礼(597~664)と子孫の功績を讃える石碑です。顔真卿71歳の作品になります。顔勤礼は篆書と籀文に巧みであり、崇賢館学士などを務めた人物です。石碑は現在、西安碑 […]

       

八関斎会報徳記

宋州(河南省)の官吏であった田神功(でんしんこう)なる人物が、病を得て倒れた際に、その功徳に報いようと、彼の平癒を祈願して7,000人にもおよぶ人々が集い、八関斎会という仏事を行いました。顔真卿(709~785)が64歳 […]

       

大字麻姑仙壇記

顔真卿63歳時の作品。後漢時代の仙女・麻姑についての伝説、ならびに、修行の地と伝えられる麻姑山の歴史について述べたもの。麻姑は中国の書物『神仙伝』に記される仙人。それに拠ると、麻姑は18歳の美しい女性であり、髪を頭頂部で […]

       

蔵懐恪碑

顔真卿60代前半の書とされる作品。「臧懐恪神道碑」ともいう。盛唐時代の将軍・臧懐恪の功績を称え、陝西省の蔵氏の墓上に建立されたもの。石碑の2行目の下部に見える李秀巌(生卒年不詳)が模刻したとの説もあるが不詳。

       

東方朔画賛碑

東方朔(前154?〜前93?)とは、前漢・武帝(前156~前87)に仕えた実在の政治家であるが、西王母の桃を盗み食べて長寿を得たというエピソードから、長寿の象徴として画題となることが多い。「東方朔画賛」は、西晋時代の夏侯 […]

       

多宝塔碑

唐時代の高僧・楚金(698~759)の徳行と、千福寺の境内に多宝塔を建立した功績を述べたもの。開元29年(741)の「王琳墓誌」、天宝8年(749)の「郭虚己墓誌銘」に次ぐ時期に書かれた、顔真卿早期の作品。

       

郭虚己墓誌銘

「郭虚己墓誌銘」は、唐時代の官僚であった郭虚己(691~749)の姓名・経歴・没年などを記したものです。顔真卿(709~785)41歳の書で、1997年に中国河南省の偃師市で発見されました。現存する顔真卿の作品では、天宝 […]

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