庭訓往来 仮名附

本文に仮名のルビのみが振られた、「大人向け」の庭訓往来です。庭訓往来は、その利用者に応じて、さまざまな内容のものが出版されました。 奥付には、「嘉永七甲寅晩夏 望流堂 野村如丘書」とあります。書者については不詳ですが、堂 […]

       

庭訓往来万歳蔵(完)

文政年間に再版出版された「庭訓往来」です。内山松陰堂(生卒年不詳)という人物が書いています。別の版には、歌川直政(一容斎)による口絵があるものがあります。 本文にはルビが振られておらず、返り点のみであることから、江戸前期 […]

       

庭訓往来

この「庭訓往来」は、奥付部分に、ことごとく誤字をただし、よみやすさを要(かなめ)とし、訓点改正して童子の初学にいたらしめんとした、とあります。 作者の芝 全交(1750~1793)は、江戸中期の戯作者(げさくしゃ、18世 […]

       

永楽庭訓往来

名前の「永楽」とは版元(はんもと)である尾張・永楽屋(えいらくや)のことで、庭訓往来が版元ごとに多くの種類が出版され、各書肆(書店)がそれぞれに創意工夫を凝らしていたことを物語ります。 この作品は、いわゆる「絵抄(えしょ […]

       

庭訓往来

享保17年(1732)版の奥付のあるものですが、奥付に「大阪」とあることから、江戸後期から明治以降の重版本と思われます。 最終頁にある児玉嘉市(生卒年不詳)という人物が旧所蔵者で、冒頭頁に「琵琶州之児玉」の印が捺されてい […]

       

校正新板 庭訓往来(全)

著者の墨池堂(生卒年不詳)は、寺子屋師匠の一人です。竜圭 (りゅうけい)という名前のほか、この作品と同じく、大坂の書肆(書店)・文海堂が出版した「消息往来大全」の著者として知られています。 御家流の伸びやかな書風は、寺子 […]

       

庭訓往来精注鈔(全)

天保14年(1843)出版の『頭書訓読 庭訓往来精注鈔』をほぼ踏襲して、頭書に挿絵を加えた改竄(かいざん)本です。挿絵師は不明ですが、冒頭には「改」「辰八」の印が見えます。 庶民の日常生活に即して、庭訓往来の本文の要語を […]

       

武家要文制禁抄(全)

この作品は、野崎楓村こと仮名垣魯文(1829~94)の序文によると、武家の日常に必要な文章を選び、制禁の条目を加えたもので、子どもたちの手習いの手本とすべく、野口晋松堂に浄書をお願いした、とあります。野口晋松堂(生卒年不 […]

       

今川往来(全)

室町時代前期の武将である今川貞世(了俊)が息子の仲秋に宛てた教訓的な家訓です。内容は、23ケ条文に文武両道のあるべき姿を説くものとなっており、壁書(へきしょ、室町時代、命令・掟などを板や紙に書いて壁に貼りつけたもの)され […]

       

増続講釈入 消息往来大全 童子日用書札替字

「消息往来」「続消息往来」の他、「消息往来講釈」の3種よりなる往来物です。続消息往来の末尾には、「明治二歳巳ノ五月吉祥日/草之上邑米輔来是/財績」とあり、奥付部分にも「明治二歳/巳ノ四月吉日」とあります。よって、明治2年 […]

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